こんにちは。4年生に自分のこれまで、同期・後輩、そして親への思いをつづってもらう企画。 第7回は山下周平選手(宿毛出身)です。

僕が野球を始めたのは、小学一年生の頃、姉がやっていたソフトボールを真似して始めたのがきっかけでした。特に野球が好きというわけではなく、ただ姉がやっていたからという理由だけでした。でも今振り返ると、あの時ソフトボールを始めていて本当に良かったと感じています。
中学、高校でも、「野球ができればそれでいい」と思いながら日々練習に取り組んでいました。人数の少ない環境でしたが連合チームとして試合にも出場することが出来ました。ただ野球が好きで、野球に夢中でした。
本当は高校を卒業したら保育士を目指そうと思っていたので、大学に行くつもりも、野球を続けるつもりもありませんでした。でも、僕の心の中に「まだ野球をやりきれていない」という思いを見抜いてくれた先生が、保育士資格が取れて野球ができる大学を探してくれました。あの時、僕と真剣に向き合い、背中を押してくれた先生には心から感謝しています。
大学では、僕に比べてレベルの高い選手ばかりで、毎日わくわくしながら野球をしました。
後輩のみんなへ 。
僕はリーグ戦でレギュラーとして試合に出た経験はありません。だから偉そうなことは言えませんが、途中で野球を辞めることなく、4年の秋の引退を迎えた時に「なんだかんだ楽しかったな」とみんなで笑い合えるような野球生活を送ってほしいと願っています。
同級生のみんなへ。
僕と野球をしてくれてありがとう。みんなと野球を通して出会えたことがとても幸せです。みんなと出会えた事だけで、大学で野球をして良かったと心から思えています。みんながいたから、こんなにも楽しく大学野球が出来たのだと自信をもって言いたいです。ありがとう。これからも仲良くしてね♡よろしくおねがいしゃす。
家族へ。
僕に野球をさせてくれてありがとう。お金もかかるし、毎日泥だらけで帰っても何も文句を言わずにユニフォームを洗ってくれたり、試合を見てアドバイスをくれたり、愚痴を聞いてくれたり…。迷惑ばかりかけました。でも、そんなことを迷惑と思わないような家族でとても恵まれていて幸せでした。これからは恩返し出来るよう頑張ります。

こうやって野球人生を振り返ってみると、僕の野球人生は幸せに溢れていました。一度だけ野球をやめたいと思ったこともありましたが、それすらも今思えば「幸せな悩み」だったと思えます。こんなにも素晴らしい野球人生を送らせてくれた、これまで野球を通じて関わったすべての人たちに感謝しています。これから社会人になっても、野球で学んだことや大切な思い出を胸に、精一杯頑張っていきます。